日立製冷蔵庫を使ってみました!
「 ネット通販で冷蔵庫を買ってみました!考慮する点と購入した感想」
に引き続き、今回は実際に購入した日立製冷蔵庫「R-WX5600G」について使用した感想を紹介していきたいと思います。
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【購入した経緯】
route家では以前パナソニック製(当時はナショナル)片扉の冷蔵庫370Lを10年ほど使用していました。
収納は上から冷蔵庫、野菜庫、冷凍庫の3段で自動製氷などはありましたが後は特になんの特徴もない普通の冷蔵庫でした。
この冷蔵庫は10年以上使用していましたが、「冷えが悪い」や「騒音がする」などの不具合は特に出ていませんでした。しかし、性能などの向上や修理部品の製造中止などで、一般的には10年ぐらいが冷蔵庫の寿命とされています。
昔は冷蔵庫を20年くらい使い続けても珍しい事ではなかったので、10年そこらでまだまだ使えそうな冷蔵庫を手放して新しい物を買うのはもったいないかも・・・と、購入前は思っていました。けれど、子供が大きくなるにつれて収納の少なさに不満が出てきたこと、年間の電気代の差(容量を考慮しても2倍ほど変わるそうです)、消費税増税などを考えると、そろそろ買い替えた方がいいかということになりました。
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【メーカーによる冷蔵庫の特徴】
日立製冷蔵庫「R-WX5600G」の主な特徴を紹介します。
●真空チルドルーム
メーカー独自で開発した小型の真空ポンプでチルドルームを約0.8気圧の真空環境に保ち、低酸素状態により食品の酸化を抑えます。また真空状態にするためケース内を密閉するので水分を逃さず乾燥を防ぎます。これにより食品の鮮度と栄養素を守り、おいしく保存することが出来ます。
ただし、おいしく保存することはできるかもしれませんが、賞味期限や消費期限を延ばす効果は無いそうです・・・(;´∀`)
真空チルド室は、
・真空チルド(約1℃)・・・チーズや豆腐(など凍るとスが入るもの)や切った野菜など
・真空氷冷(約ー1℃)・・・肉や魚、それらを使った加工品など
・真空切(約ー1℃) ・・・密封袋、密封容器入りの食品
と、保存したい食品によって3つのモードに切り替えることが出来ます。
●新鮮スリープ野菜室
室内に配置されたプラチナ触媒により、野菜のエチレンガスやニオイ成分を分解して炭酸ガスに変えます。この炭酸ガスの濃度を高めることで、野菜の呼吸活動を抑え眠らせるように保存します。
また、野菜室全体にふた(うるおいカバー)をして水分を調整し乾燥を防ぎます。ただし、野菜の水分で湿度を調整しており、保存する野菜が少ないと高い湿度は保てないので、その場合はラップをして保存した方が良いようです。
こちらも、おいしく保存することはできるかもしれませんが、賞味期限や消費期限を延ばす効果はやっぱり無いそうです・・・(^▽^;)
●デリシャス冷凍
冷凍室(下段)には、大物収納スペースと小物収納スペースの他に、大型のアルミトレイが付いた深さ5cmの薄物収納スペースの3段に分かれています。
この薄物収納スペースはアルミトレイの熱伝導率により、肉や魚など小分けにした食品をすばやく冷凍することが出来ます。
また、デリシャス冷凍モードを「入」に設定すると、ご飯などのあたたかい食品を入れると温度センサーが温度を感知し自動で冷却運転を切り替えて、すばやく冷凍してくれます。
●その他の機能
◎電動引き出し
冷凍庫下段と野菜庫は左上部にあるスイッチを押すと自動で開くことが出来ます(電動で閉めることはできません)。もちろん電動引き出しの機能を止めて手動で開閉することも出来ます。
◎高さかわるん棚と高さかわるポケット
冷蔵室は棚と扉ポケットの高さを変えることが出来ます。ただし、三菱製冷蔵庫の「動くん棚」の様に微調整することはできず、決まった位置にしか調整は出来ません。(冷蔵室の棚は2~3段階に、ドアポケットは2段階に調整可)
◎トリプルパワー脱臭
3種類の脱臭素材の組み合わせによって、さまざまなニオイを脱臭します。ただし、臭いを発生し続けている食品には脱臭しきれない場合があるのでラップをして下さいとのことです。
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【実際使用して】
実際に数か月冷蔵庫を使用してみて、route家が感じた事、使って分かった事をまとめてみました。
外観、構造に関して
1.とにかく大きくなった
以前と比べて185L(1~2人用冷蔵庫位の大きさに匹敵)も容量が増えました。特に冷蔵庫と冷凍庫が広くなったと感じます。
2.大きくなったけれど扉ポケットの収納は
いっぱいあると思いきや区別して入れると、ポケットはすぐにいっぱいになってしまいました。入れ方が悪いのか、370Lの時とあんまり変わらないみたいです(泣)。両扉だからでしょうか?
3.扉ポケットに2Lのお茶ポットは入らない
route家ではこんな形のお茶ポットを使っているのですが、
扉ポケットに入りません・・・(泣)
左の写真は入っているように見えますが、入っていません(浮いています・・・)。右の写真の様に後ろポケットには入るのですが、前に物を入れると取り出しにくくなります。お茶ポットは頻繁に出し入れするものなので取り出しにくいのは非常に不便です。
仕方がないので、一番下の野菜庫に収納することになりました。
野菜庫は手前に2Lのペットボトルが入る!とうたっていたので、お茶のポットも入るだろうと思っていたのですが・・・入るは入るのですが・・・
入れ方注意!!
野菜庫は二段になっているのですが、お茶のポットを真ん中に置くと上段のケースが当たって下段のふた(上段ケースのこと)が閉まらなくなってしまいます。まあ冷蔵庫の扉自体は閉まるのですが・・・
とりあえず両端に置けばケースに当たらないので、端に置くようにしました。この様にけっこうきっちり入れないと入らないので、フタをひっかけてしまうなど子供には出し入れがしにくいようです。
4.野菜庫は高さ注意
野菜庫は上段、下段と手前(お茶のポットを入れている部分)の三か所に分けて入れることが出来ます。確かに収納はたくさんあるのですが、意外と高さがないため、たまに野菜が引っかかったりします。
5.冷凍室は迷子注意
冷凍室の上段は大型のアルミトレイが付いた深さ5cmの薄物収納スペースで、大型と言われている通りかなり広いです。
かなり広いのですが、扉は全面開けるわけではないので、
奥に入れたものが隠れてしまいます。なのでしまい忘れに注意です。
6.タッチパネルは使わない
今までタッチパネルがなかったからか、一回設定したらあんまり使いませんよねえ・・・(笑)。製氷機の清掃で使うくらいでしょうか?
7.冷蔵庫の奥行きがけっこうある
500Lクラスだと大抵奥行きが70cm前後はあるそうです。今まで60cmほどだったので最初は結構出てるなあと思いましたが、だんだん慣れました。(ぶつかったことはないですよ)
機能に関して
1.真空チルドルームけっこうすごい
真空チルドルームを真空氷温(-1℃の肉、魚用)に設定して使用しています。
釣ったニジマスを入れておいたのですが、2日ほど置いても全く魚臭くありませんでした!むしろ釣った当日より臭くなかったとの事(主人談)。また、数日鶏肉を保存しても水分(ドリップ)があまり出ませんでした。
2.電動引き出しけっこう便利
力を入れずに引き出せるという事で、思いのほか電動引き出しが便利と感じました。
たまに子供が誤って身体をぶつけてしまって開いたりしますが・・・やっぱり便利です。
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【総評】
最近の冷蔵庫は10年たてば冷蔵庫もかなり進化しています。たとえ前の冷蔵庫と使い勝手が違っていて多少不便があっても、それを上回る高効率や性能が感じられました。やっぱり、
買い替えてよかった・・・(´▽`*).☆.。.:*
route家が購入した日立製冷蔵庫「R-WX5600G」と同時期に発売された他メーカーの冷蔵庫を比較しての評価ではありませんが、少なくとも10年前の冷蔵庫と比べると、機能も充実して非常に良いと評価します。
ただし、真空ポンプが故障しやすいという噂も多数あり、延長保証も付けていないので1年後に故障などしたらどうなるかがちょっと心配です。真空ポンプ部分なんかが壊れても普通のチルド庫として使用できるので別にいいんですが、他はどうか壊れないようにと願うばかりです。
もし、10年以上冷蔵庫を使用していて、買い替えするか悩んでいるなら、ぜひとも購入を検討してみてはいかがでしょうか!
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